“I’ll be back!”

千葉県内の中学校で実習中の学生による授業を参観してきました。

研究授業という位置づけだったので、私以外にも数名の教員と学校長も参観して、実習生も生徒もかなり緊張気味でしたが、なかなか堂々とした授業でした。

印象的だったのは、音読の量と、生徒の声の大きさ。課題だったのは、導入時にさらに丁寧に単語を導入すべきこと、内容理解のためにフレーズ毎に日本語訳を書かせ、それを確認するのにかなりの時間を費やしてしまったこと、音読時にコーラスリーディングの段階からもっとよくモニターし、必要な指導をすべきことでした。

授業冒頭で、元気に声を出してウォーミングアップする代わりに、前時の内容に関するQAをやってしまい、出だしこそ生徒もちょっと萎縮気味でしたが、音読に入るとなかなかよく声が出ていました。普段から、指導教諭が音声を重視した指導をなさっていると推察できました。

授業後には、実習指導をしてくださった先生から、「普段はあまり個別に指名して読ませないのですが、彼の授業を見て、個別にしっかりやることも大事だなと改めて思いました」というコメントを引き出したのは、実習生としては素晴らしいことです。

実習生を送り出すにあたって、一般的に指導教員の困った意味での制約が加わることもあるのが悩みどころなのですが、彼の場合はそういった心配のない、心がオープンな指導教員に担当していただけて幸運でした。校長先生も、彼が在学中に彼を教えていらした先生なので、立派になった卒業生が実習に来て、うれしそうでした。

最後の授業と言うこともあり、終了時に簡単に挨拶をする中で、”This is my last lesson here, but I’ll be back, as a teacher!”という力強い決意表明を聞いて、私もうれしくなりました。

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