JRのモバイルSuicaアプリが、グリーン券購入途中でクラッシュ。再起動を余儀なくされ、起動後にはSuicaが認識されないという惨事。それに追い打ちをかけるようなJRの対応。
今日酷い目にあったのをここに書き連ねて吐き出し、発散しておくことにする。
JRのこのアプリ、本当に筋が悪いというか、粗雑な作りで、インタフェースも最低。
特に通信の処理が酷く、ちょっとイレギュラーな事態が起こると容易に再起できないような状態に陥る。よく起こるのが、グリーン券購入途中にエラーが起きると、その途中経過が残ってしまい、それがiPhone自体を再起動するまで解消できなくなる。移動中にこんな事態になると最悪。朝の忙しい通勤途上だったりすると、目も当てられない。
インタフェースも、モバイルから購入済みのグリーン券を引き換えて受け取るまでに、何度「受け取る」というボタンを押させられるか。アプリ提供側の保身を優先し、ユーザの利便は眼中なしという姿勢。
今回も、グリーン券購入途中でエラー。仕方なく再起動すると、モバイルSuicaの定期が見えなくなっている。仕方なく、予備のSuicaでグリーン券を購入して乗車。
しかしSuica定期は依然として認識されていないので、イヤな予感。東京駅の改札でそれが的中してエラー。
有人改札に回ると、AppleWatchでの入場記録は確認できても、Suica定期が認識できないと出場はできないと。しかし、タッチで認識はされなくても、iPhoneアプリの画面には券面の情報が見えているのに。
通してもらう唯一の方法は現金での精算だというので、先を急いでいるので金を出し、精算区間がメモされた精算書を受け取って地下鉄の改札へダッシュ。なんとか1本遅れの列車に間に合った。これなら池袋から先に接続できる。
ところがメトロの改札でもエラー。iPhoneでもWatchでもダメ。デジタルツールにどっぷり慣れきっていて、どこでどうやって切符を買うのかすら思い浮かばずパニック。
一瞬落ち着きを取り戻し、唯一生きてる予備のモバイルSuicaをエクスプレスカードに指定して通過できた。丸の内線で移動中に、この頼みの綱のSuicaに充分な金額をチャージ。このときも登録済みのViewカードが使えなくなってた。多分、JRアプリが悪さしたんだろう。つくづく出来の悪いアプリだ。
しばらく経つと、なぜか認識されなかったSuica定期も見えるようになった。そこで再度Watchに転送しようとすると、出場記録がないので転送できないと。だろうな。
埼玉からの帰り、池袋のみどりの窓口に行くと、長蛇の列。辛抱して３０分ほど並んで窓口で事情を話すと、みどりの窓口には入出場記録を操作する端末がないので、改札に行ってくれと恐縮する窓口担当。ま、こっちもちゃんとやるならみどりの窓口だろうと思い込んだのだから仕方ない。
改札に行くと、駅員はおらず、先客の外国人青年が困った顔で立っていた。券売機の方で何やら困ってる客に対応しているが、それにしても長すぎる。客も大して緊急でもなさそうなことを次々としつこく尋ねている。大声出すのは大人気ないので思い切り睨みつけていたが、効果なし。
ようやく駅員が戻り、外国人のにいちゃんの対応を済ませたが、後から来た白い杖t持ったおばちゃんがいたのでそっちを先に対応してもらい、自分の番に。事情を話すと出場記録は消去してくれたが、精算書を見せてこれは返金されないのかというと、東京駅に行って聞いてくれと。
記録が消えてモバイルSuica定期も復活したので、東京駅に行き、有人改札で精算書を見せて返金について尋ねると、返金するなどとは言ってないはずだの一点張り。
しかし、JRによるアプリの不具合で一時的に定期が認識されなくなり、画面では定期券面も確認できる状態なのに、その区間の支払いをさせられるのは納得いかんと食い下がるもダメ。
非常に後味悪い思いで改札を後にして、帰途の列車に乗車。癪だから、普段ならグリーンを使うところをやめて、ふんだくられた運賃の取り戻しをする。
追記
その後もいろいろ見てみたら、ちゃんとこんな免責の宣言をしてる。
確かにSuicaの不具合ではないが、モバイルSuicaのアプリを提供している側の言うことじゃないだろ。そんな言い訳してる暇があるなら、そういうエラーにも対応できるバックアップ策でも考えておけよ。
追々記
ちょうど一週間後の水曜日、朝のホームでグリーン券を買おうとしたら、また同じエラー。再起動してみたら、今度はSuica定期が消えてた。こりゃ、端末側の問題と言うより、何かサーバとの間でヘンなことが起きてる。
あれこれやるとまた泥沼になるので今回はさっさと放置、予備のSuicaにグリーン券をチャージして乗車。しばらくしてから確認したら、Suica定期が復活していた。