英語を封印?

フィンランドでは、ほとんどの場面で英語で用が足りてしまいます。逆に言うと、フィンランド語を使う機会がないということ。フィンランド語を真剣に勉強しようとすると、むしろ英語ができることが邪魔になってしまうことがあります。実際、英語圏からフィンランドに来ている英語母語話者の多くは、ほとんどフィンランド語を学ばずに十数年暮らしている、なんてことも珍しくありません。

自分の中での今回の滞在の主な目的はフィンランド語の習得です。「海外留学制度」というものを使って出させてもらっているのでそれでいいはずなのですが、大学からは「単に語学学習じゃダメ、何か研究テーマを持て」と言われたのでそれなりにテーマを設定していますが…。

で、フィンランド語で会話を始めると、だんだん内容が複雑になってきたり、自分が手に負えない話題になってきたりすると、英語なら簡単に話できるのに、フィンランド語では上手く言えないなんてことになり、会話が滞ってきてストレスがたまります。

それでいったん英語に切り替えると、相手のフィンランド人も英語に切り替わってしまって、その後ずっと英語になってしまうなんてことが起こりがちです。

なので、今回は英語は封印しよう!なんて決意をしてみたものの、英語を完全に封印するとこちらの口が重くなり、空港から送ってもらう車の中での会話が途切れがちになってしまいました。「まあ、まだ初日だから」とフォローしてくれたりしましたが、コミュニケーション自体が低調になっては元も子もありません。

英語が使えるということを活かしてコミュニケーションの質を維持しつつ、そこから新しいフィンランド語の表現などを学び取り、不必要に英語を話し続けることがないように自分で心がけるのが賢明だと判断しました。

このあたり、日本の教室で英語の授業を英語で行う場合の心構えと同じだと思います。日本語でのサポートも賢く使いつつ、いかにすぐ英語に戻れるかというところが授業をする上で難しい勘所です。

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