玉突きの練習でヘルシンキへ

特に何も予定もない水曜日、ヘルシンキに出掛けて、ビリヤードクラブに行ってみた。

でも遊んでばかりいるわけではなく、復活祭休暇に加えて、フィンランド流のゆったりしたペースもあって、こちらに来てからまだ指導教授や大学のスタッフと面会できていない。メールを送っても、休暇中だという自動返信が帰ってくるだけ。休暇週末が明けて二日目にようやく返事が来た。

主な目的はヘルシンキにあるビリヤードクラブで練習することだが、ついでに市内にあるお気に入りの骨董屋など店を回り、お昼には前回の滞在時に知り合いになった日本人女性が経営する寿司屋にも行ってみた。

今回の滞在地はタンペレ中心部ではなく、電車で二駅のViialaという町で、InterCityという特急列車は停車しない。なのでいったんタンペレに出てから特急列車に乗るのも、のんびり各駅で直接ヘルシンキへ行くのとは、大して時間が変わらず、料金的にはずっと安上がり。特急は時間帯と需要によっても変動するが、各駅列車ならほぼ半額の17ユーロ(3千円ちょっと)ほど。

ヘルシンキ中央駅からは、目指す骨董屋までは歩いて20分程度なので、天気も良かったので歩いて行くことに。ヨーロッパではどの町でも教会がとても美しく風格があり、見応えがある。そこを過ぎると目指す骨董屋。6年前よりも随分ときれいに整理されていたが、相変わらずの豊富で質の高い品揃え。ヘルヤの陶板などもあったが、ちょっと値も張るので見送って様子を見ることにして、お手頃なマリメッコのランチョンクロスを購入。裏表使えて、4枚セットで23ユーロ(4千円ちょっと)。

歩いて中央駅近くの寿司屋に行く途中、市場や大聖堂を通ったが、日本の観光地のように外国人観光客で混雑していて、聞こえてくるのもフィンランド語より外国語。寿司屋さんでは、顔は覚えていてくれたみたい。フィンランドでよくある寿司よりもずっとオーセンティックな寿司のランチをいただいた。

玉屋は中央駅から電車で二駅なので、店の開店時間まで中央駅内にできていたスタバで時間調整。日本と同じようなメニューだが、フィンランド独特のライ麦パンのサンドイッチも置いてある。座席ではやはり電源が供給されていて便利。

Biljardi247(https://shop.biljardi247.fi/)というクラブは2023年にオープンした店でまだ新しい。Käpyläという駅から徒歩数分。247というのは、恐らく24 hours 7 daysということで、入り口は電子ロックになっていて、会員は24時間いつでも来て自由にプレイできるスタイル。ビジターも営業時間内なら都度料金でプレイでき、会員と一緒なら時間外でも一緒に入ることができる。都度料金は15ユーロ(約2800円)で、10時間までプレーし放題。

店に着くと、これまで何度かメールのやり取りをしていた店員(店長なのかオーナーなのかは不明)のイロさんが向かえてくれ、早速キャロムテーブルのカバーを外して見せてくれた。私がプレーするキャロムという種目のテーブルは1台だけだが、最近フィンランドでもとても人気が出てきたスヌーカー台が3台、ポケットテーブルが十数台あり、休憩スペースなどもあり、結構な広さのクラブ。

キャロムテーブルを使うメンバーはほとんどおらず、イロさん以外に一人二人くらいだという。コンディションも悪くなく、ボールもよく磨かれている。テーブルの掃除やボール磨きはメンバーが各自で行うセルフサービス。階下には自動販売機もあり、電子ロックドアの外にはトイレもある。トイレに行ったら戻れなくなってベルを鳴らしたら、トイレに行くための鍵について案内してくれた。ドアにでかい泡立て器が二つかかっていて、それに電子錠が着いている。なぜ泡立て器なのかはわからないが、うっかりポケットに入れて持って帰ってしまわないためのユーモアのある工夫なのだろう。

しばらく一人で突いていたら、スリークッションをやろうとイロがやってきたので、お手合わせ。日本では25イニングが標準だが、こちらでは40キューが普通だという。ただでさえ自分の専門種目ではなく、種目としてもそれほどバンバン当てるゲームではないので、40キュープレーするのは疲れた。ワンクッションゲームを提案したが、イロはほとんどやったことがないという。今度来たときはそっちにしよう。

またしばらく一人で練習していたら疲れてきたので、7時過ぎの列車で帰ろうかと考えていたら、隣でスヌーカーをやっていた常連らしき青年が、ちょっと一緒にプレーしたいとやってきた。キャロムはほとんどやったことがないらしかったが、気さくに話しかけてくれたのはうれしい。

クラブから駅に向かうとき、もっともいいルートをイロに尋ねたら、結構近くていい道をわざわざ外に出てきて教えてくれた。来るときは随分と回り道をしていたようだ。

帰りの列車は乗り換えが必要で、少し早めに乗換駅まで行って列車を待つことにしたが、時刻表のディスプレイにはなにやら赤い文字で、”19:25〜19:47″という表示。恐らく遅延だと思ったが、勉強を兼ねて近くにいた人に尋ねてみたら、やはり遅延だった。理由は列車機材の遅延。その後どんどん遅延が伸び、結局駅に帰り着いたのは、予定より40分くらいの遅れ。でも日没は20時半頃で、暮れ切れていない西の空はまだうっすら明るかった。

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