博士のこの発言は、8月22日のものらしいですが、その前々日には、なんと、アベの配偶者昭恵夫人と、首相官邸で、対談していたんですね(官邸HPには当然出てないけど)。
対談の書き起こしはここ:http://greenz.jp/2015/09/21/johan_galtung/
対談の中では、これほど強い表現での非難はなく、極めて紳士的に話をしていますが、翌日にはこのような言葉で断罪しているのは、対談では相当夫人に気を遣っていたんでしょうね。
博士のこの発言からはそれますが、対談でも当時審議中だった安保法案への疑義は提示しています。
それに対する昭恵夫人の返答は、「主人は日本を独立した国にしていきたいという気持ちがあって、軍国主義を取り戻すという事ではなく、戦後日本が失ってしまった日本人の芯を取り戻したいと思っているのではないでしょうか。」という要領を得ないもので、そのあとは『勇気」とか「愛」という言葉を持ち出しの抽象論(ま、そりゃ単なる「夫人」ですから仕方ないですが)。
対談の中で興味深かったのは、軍事産業についての下り。今回の安保法制のキモは、まさに軍需産業による経済状態の好転だと私は睨んでいますが、夫人はそれについてこのように発言しています:
「しかし戦争がなくとも、軍需産業が一大産業となっている国もあります。軍需産業は世界のどこかで戦争があることによって成り立っている。そういう意味では、自国が平和でも戦争に関わっているということもありえるので、根本から解決していく必要があると思います。」
法案成立後のきな臭い動きは、まさに軍需産業の拡大に向けて着実に事を進めようという意図が感じられるのは皮肉なことです。
蛇足ですが、各国首脳の夫人が力を合わせることが重要という博士の提案に関連して夫人が口にした、「男性は人に勝ちたいし、上に上がっていきたいし、戦う生き物なのかなと」という男性観には笑ってしまいました。アベもそういう志向なのでしょうかね。
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=96266
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