この記事は2013年5月のものですが、振り返れば、相当早い段階から自民党は周到にネット上の情報をコントロールしていたわけです。
野党はかなり後れを取っていたというか、油断したというか、残念ながら自民党の方がネットを始めメディアを抑えて世論を操作し、政策をゴリ押ししていくための道筋に先見の明があったということですね。
当時は、ネットでも選挙活動が解禁になったということが、「これからの選挙活動のあるべき方向」などと、どちらかといえば明るい歓迎ムードでとらえられていたと思います。が、実際にはその背後では、現在の暗黒状態に至る工作が周到に進められていたということです。
・マスコミ掌握
・ネット情報操作
・教育介入で愚民化
・選挙権年齢引き下げ
・低投票率の小選挙区制
これらがきちんとしたグランドデザインとして進められているというのは、あっぱれですが、感心している場合じゃありません。
今回の暴挙の「おかげ」で、いくつか光明は見えてきています。危機感を抱いた人々によるネット上での情報発信が増えたこと、野党に共闘態勢が芽生えてきたこと、若い世代の覚醒によって従来より思慮深い投票行動が期待できること、しかも自民党の選挙年齢引き下げの思惑が裏目に出る可能性もあること、などなど。
しぶとく、しつこく、来年以降の選挙によって、まずは国会浄化、それからきちんと議論する体制の回復を目指しましょう。
http://s.webry.info/sp/50064686.at.webry.info/201306/article_1.html