フィンランド語の月名は、曜日名以上にフィンランドらしさが感じられ、フィンランドでの季節感がよく表れています。誰の参考になるのかわかりませんが(苦笑)、とりあえず自分の整理のためにも由来を簡単にまとめてみました。
曜日の記事でも触れましたが、英語と異なり、月名を大文字で書き始めることはしません。ご覧の通り、kuuという語尾が特徴ですが、kuuだけではmoonの意味です。monthは、seasonに相当するkausiと合体させて、kuukausiと言います。
以下、それぞれの月名の由来を紹介します。
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tammikuu
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tammiは「オーク」という大木や「芯」という意味で、冬の真っ盛りを表す。
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helmikuu
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helmiは「真珠」、陽に輝く雪を真珠にたとえたもの。
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maaliskuu
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maaは「大地、地面」で、雪がようやく溶け始めて大地が見え始めるという意味。
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huhtikuu
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huhtaとは、中世のフィンランドで行われていた、森の一部を焼いてその灰で新たな植生を促す 焼き畑。
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toukokuu
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toukoとは「種」で、種まきの月という意味。
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kesäkuu
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kesäは「夏」。
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heinäkuu
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heinäは「草、葉っぱ」 (hay)という意味で、最初に草刈りをする月という由来。
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elokuu
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eloあるいはelämäとは「生命、命」という意味で、もっとも生命力溢れる、収穫の月という意味。
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syyskuu
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syysまたはsyksyとは「秋」。
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lokakuu
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lokaは「泥」の意味で、雨や雪が降り始め、道がドロドロになり始める月。
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marraskuu
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marrasとは「死 」を意味する古語で、木の葉は落ち、草が枯れる月を表す。
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joulukuu
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jouluは「クリスマス」で、文字通りクリスマスの月。
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