国営放送のフィンランド語講座

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フィンランドの国営放送は、Yle(文字通りに「公共、公衆」)という名前です。「ユレ」ではなく、フィンランドではYは「ウ」の音なので、「ウレ」と読みます。

ここで公開されているフィンランド講座がとてもよくできています。興味のある方は、これで勉強してみるがいいかもしれません。

基本的事項をカバーした講座はこちら:17-7856558da1c70a044b.webpSUOMEN ALKEET
(”NÄYTÄ NAVIGAATIO”と書かれた青いタブをクリックすると目次が出ます)

アルファベットと数字、それに続いて20の基本事項について映像で紹介してくれます。2016年製作の番組を再編成したもので、5〜6月に受講した授業でも活用していました。

次に、もう少し学習が進んだら、こちら:
SUPISUOMEA
(”NÄYTÄ NAVIGAATIO”と書かれた青いタブをクリックすると目次が出ます)

私もようやくこのあたりを勉強しているところですが、名詞や形容詞などの語形変化など、いろいろな文法事項についての説明に続いて、その文法事項が使われている映像を駆使して、9つのレッスンに上手くまとめてあります。ビデオのスクリプトも公開されているので勉強しやすいです。なんとこれ、2003年製作の番組。いいものを作ると、長持ちしますね。

過去に製作・放映された番組を中心に、その他多くの教材が無料で公開されています。一部古いものではFlashなどを使っているため、最新のブラウザではうまく動作しないものもありますが、入門から上級まで、とても充実した教材群です。

しかも、フィンランドだけでなく、Yleの言語セクションには、亜・英・西・伊・日・中・希・拉・立・葡・波・仏・瑞・サーミ・独・土・匈・露・手話・愛という各言語が提供されています。自国の少数民族語であるサーミ語(北部のラップランドなどで使われている言葉)や、手話まで含まれているのが驚きです。

これぞ国営放送。商業主義に傾きすぎ、目新しさばかり追っているどこぞの国の公共放送は、爪の垢でも煎じて飲ませてもらうといいかもしれません。

 

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