前回のフィンランド滞在でもEspooにあったクラブにお邪魔しましたが、そのときお世話になったPaulに連絡したところ、そこのメンバーが独自のクラブを作って移転したということで、そのクラブにお邪魔しました。常連さんたちはとても快く迎えてくださいました。

新たなクラブは、ヘルシンキからは地下鉄とバスを乗り継いで50分ほどのところにあります。ビルの一部屋を借り切って、VerhovenとGabrielの大台が2台設置してありました。照明の具合もよく、ボールもラシャも丁寧に手入れされて球の転がりもとてもよかったです。外気は15度くらいでしたが、特にエアコンなどは使わず、湿気はほとんどないので窓を開けていても快適に突ける環境でした。
メンバーの正確な総数は分かりませんが、十数名で維持しているようです。日本だとこういうプライベートクラブはあまり見ませんが、ヨーロッパでは良くあるようです。ルームに掲げられている蜂のロゴの由来を尋ねたところ、Pro Carom BilliardsのPCBを早くいい加減に発音するとbusy beeに聞こえるから、というすごいダジャレ的な回答でした。

フィンランドではスリークッションの入門的なゲームとして、rukousnauha(ロザリオ、数珠)というのがあるとPaulに教わり、やってみました。キリスト教でロザリオを使って祈りを捧げるとき、数珠の珠をたどりながら10個の次の珠で特別な祈りを唱えるらしいのですが、それにならって、最初に3クッションで取った後、次の10点目まではどんな取り方でもよいということを続けて、50点まで先取した方が勝ち、というルールらしいです。3クッションの間には細かい球や先球の配球なども必要になってくるので、いい練習方法だと思いました。
そのクラブでは火曜と金曜に常連が集まって小さな試合をやっているそうで、訪問日がたまたま火曜だったので、私も混ぜてもらいました。各自参加費10ユーロを出し、総当たりの予選をして上位2名で決勝という方式でした。その日は5名の参加だったので予選は4ゲームで、何と決勝に残ってしまい、帰りの電車の時間を気にしながらの決勝戦でした。残念ながら敗れてしまい、40ユーロは獲得できませんでしたが、参加費相当の10ユーロは戻ってきました。
帰りはPaulが駅まで車で送ってくれて、何とか自宅最寄り駅に真夜中前にたどり着くことができました。
こういうクラブが日本でも多くなれば玉突き人口も少しは増加するのかもしれません。

