ハウスメートのマリカは休暇で家にいるというし、差し迫った授業準備もなかったので、タンペレ市内の博物館をはしごしてきました。まずはこちらに来てからまだ一度も来ていなかったタンペレの大聖堂へ。

大聖堂はフィンランド語ではtuomiokirkko(kirkkoが教会)と言います。ヨーロッパの街ではだいたいどこに行っても教会が中心に建っています。別にキリスト教徒ではありませんが、どこも静かで荘厳で心安まる場だし、たいていは無料なので好きな場所です。
タンペレの大聖堂には、フィンランドの画家ヒューゴ・シンベリの「傷ついた天使(Haavoittunut enkeli)」という有名な絵(ヘルシンキのAteneum美術館に所蔵)のフレスコ画が描かれています。実は元になった油絵より、こちらの壁画を先に見たのですが、とてもインパクトのある構図で印象に残りました。フレスコ画には、油絵にはないちょっとしたタンペレらしさが描かれています。
教会には結構立派なパイプオルガンがあるのですが、この日に行ったときはオルガン奏者が演奏の練習をしていたので、しばらく座って聞かせてもらいました。



それから歩いて10分ほどのVapriikkiへ。ここは、郵便博物館、自然歴史博物館、鉱物博物館、ゲーム博物館やホッケー博物館など、いくつかの博物館が入っている複合施設です。とても一日では回れませんが、フィンランド国内のほとんどの美術館・博物館が無料になる年間パスMuseokorttiを持っているので、ちょっとずつ拝観できます。施設内にはレストランもあって、13ユーロほどでビュッフェランチが楽しめます。
この日はランチを食べてから、DNAに関する特設展をじっくりと観てきました。フィンランド人やフィンランド文化とDNA分析をうまく絡めた展示で楽しめました。日本でも出土する土偶のようなものも展示されていて、日本の土偶ととても似ているのが驚きでした。



それからまた市の中心部に向けて歩いて行き、途中のスパイ博物館はパスして、フィンランドの矯正施設の特別展をやっていたフィンランド労働博物館Werstasへ。この博物館はかつてFinlaysonの工場だった建物に入っていて、入場無料です。常設展はフィンランドの労働に関する展示が時代を追ってカバーされてます。

久し振りにマグロの刺身を食べようと、マーケットホールへ。マグロはtonnikala(kalaは魚)と言います。7年前もよく買い求めていた魚屋で切り身を購入。持参したクーラーバッグに入れて持ち帰り、ずっと前に買っていた日本酒で晩酌。
知的にも食的にも、充実した一日でした。
