ミュンヘン大学の白バラ記念館

知り合いの先生のお薦めで、ミュンヘン大学の白バラ記念館を訪問しました。

白バラ運動とは、ナチス配下のドイツで、反戦ビラを配布した学生や教員による運動で、ナチスはそれに対して死刑判決を下して弾圧したという事件です(詳細はWikipedia参照)。

IMG_1397日本の大学には滅多にない、歴史を感じさせる建物の重厚な木のドア開けると、高い天井のホールと、広い階段。その奥の階段を下ったところに、結構な広さの部屋が記念館になっていて、資料や説明のパネルが展示されています。

常駐職員と思われる結構なお歳の女性がいましたが、残念ながら英語はほとんどダメみたいなので、質問はできませんでした。

展示は関係学生や教員の生い立ちから運動に関わる過程やその後などを克明に追っており、配布されたビラなども展示されていましたが、ドイツ語がわからないので、一次資料は読み解けませんでした。すべてじっくり見ると、ゆうに1時間はかかると思います。最後は、もう少しのところで職員の女性に閉室だと急かされましたが、英語でまくし立てて煙に巻いて居座り、最後まで読み切りました。

感心したのは、ああいう世相の中でも勇気を持って声を上げ行動する学生たちがいたこと、それを触発し支えた教員がいたこと、さらに、彼らを摘発し弾圧したゲシュタポだけでなく、ナチス寄りだった当時の学長や職員による妨害弾圧行為も、隠すことなくきちんと記録にとどめていることでした。

学生たちについては、尋問や裁判に至る最後の瞬間まで、当時の仲間などから情報を集めた記録が紹介されていました。それを読むと、近い将来必ずや実現されるだろう新しいヨーロッパへの信念と、そのために自らの命を投げ出さざるを得ないことを冷静に受け止めて決意している様子が伝わってきました。

カテゴリー: その他教育, ヒト, 学校, 政治, , 雑考 パーマリンク

1 Response to ミュンヘン大学の白バラ記念館

  1. 安達 のコメント:

    淡路先生も行かれたのですね。私はここでなぜこの様な事が起こったのか、あなたならどうするのか、などの問いかけもあることが印象的でした
    現代の若者にもきちんと伝えて考えさせること、大事にしており素晴らしいですね

コメントを残す