『蟹工船』

お恥ずかしい話、小林多喜二の『蟹工船』初めてまともに読み終えました。

国語の授業では、文学史で扱われる定番中の定番作品。小林多喜二については、最期は特高警察の拷問により命を落とした闘うプロレタリア文学者ということはさておいても、インパクトあるデスマスクの写真とともに名前を記憶している人も多いはず。

でも、この作品をまともに読んだっていう人は、意外と少ないのでは?

これまでにも何度か読み始めてみては投げ出していました。今回は、大学院時代の恩師が蟹工船に関する本を出されたと聞いて、それを読むに先立って小林多喜二の作品を読んでおかねばという事情もあり、何とか読了に至りました。

文学作品の評価はよくわかりませんが、途中かなり残酷で生々しい描写があったり、セックスに関する描写があったりで、『はだしのゲン』を図書館から追い出そうとするような人は、この本についてはどうお考えなのでしょう。ま、それより、しばらくはカニ缶食いたいとは思えないだろうなぁ。

しばらく前に、派遣労働やパートでこき使われている若者層にこの作品の人気が出たという話を聞きましたが、まあそういう境遇の人には共感を覚える作品ではあります。しかし、別にこの作品を読まなくたって、自分たちのおかれた状況は意識できるだろうし、他にもいろいろ共感を呼び起こして考えさせられる材料はあるだろうに、なぜ今『蟹工船』なのかな。青空文庫で読めるから?

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2 Responses to 『蟹工船』

  1. Hiroko Abo on Facebook のコメント:

    中学の時夏休みの宿題で読みました。なかなか読み進めなかった記憶が。その時の英語の宿題、淡路君にやってもらったのをはっきり覚えています(>_<)

  2. Yoshi Awaji on Facebook のコメント:

    えええーーー、不良に英語の宿題やってもらったなんて、ヤバくない??(w

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